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2012年9月

2012年9月29日 (土)

TAD D600とCriterionの進化

こんばんは、hayateです。

秋らしくなり、静寂の増したこの季節、
オーディオに相応しい時季となりました。

さてタイトルの件ですが、Criterionの導入後、音が更なる進化を
遂げました。

前回、TAD D600~Criterion間の接続は、アンバランスが好ましいと
書きましたが、あれからバランスでの鳴らし方も試行錯誤しておりました。

きっかけは、アンバランス接続で音量を上げた際、ボーカルの
声が飽和してしまうような感覚を覚えたことです。

アンバランス接続の場合、スピーカー間の少し手前側に歌い手が
定位します。そのため、音を上げると、歌い手とリスナーの距離が
近づきすぎてしまい、少し拒否感を覚えるのです。

小音量では音が痩せず、しっかりとした音を出してくれる点は
有用ですが、大音量にした場合に飽和感が否めず、どうにか
ならないものかと考えました。

試しに、バランス接続にしてみると、ボーカルの定位がスーッと奥深くに
位置していることに気づき、音量を上げても飽和感が全くありません。
なんだこれは!と驚き、それからバランス接続での再生を開始。

TAD D600~Criterionの間をバランスで接続するのは初めてだったため、
回路のエージング不足もあったのでしょうか、それ以降次第に
音質が向上してきました。特にTADは使い始め時と同じように、
バランス回路でも低域は最初から良く鳴りますが、
中域高域は初期においては貧弱でした。しかし、段々と中域高域と充実
してきました。

端的に、バランスで接続すると、アンバランスでの接続音と比較に
ならないほど空間が広がり、そして音が三次元的に展開されます。

空間が広がったことで、楽曲、歌い手の間に十分な距離が生まれ、
そこから各々が発する音が流麗に響きわたるようになり、さらに
空間上でそれらが美しく融和するという演出を始めたのです。

遠くから響き渡る音をたっぷり、たっぷりと堪能し、堪能した後は
各々の響きが融合する光景に完膚無きまでに心酔してしまいます。

今まで録音スタジオで聞いているような感覚が、一変。
大ホールで聞いているかのような、鳴り方へと変貌し、
アニソン、クラシック、ジャズ全てにおいてうっとりするような
美しさを伴った再生音になりました。

ソナスの艶やかさのような、あの特定の帯域を艶めかしくするのとは
異なり、このAVALONシステムは楽器、声自体が持つ響きの良さを
存分に引き出します。あくまでも自然に、しかし堂々としたスケール感で。

弟にこのシステムを聞いて貰ったところ、J-popもまるでクラシックの
ように音が綺麗で、これまで聞いた事の無い音と述べ、
驚きを顕わにしていました。

バランス接続での空間の広がりは、かつて無い経験で、それが
バッテリーモードとなると空気感がガラリと変わります。

無音から鋭く音が立ち上がり、その響きがより精密に、より美しく。。。

Criterionを導入して本当に良かった、曲をかける度にそう思えます。
この秋は、Criterionで実現したAVALONシステムを堪能できそうです。

hayate

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2012年9月15日 (土)

- Jeff Rowland 「Criterion」導入記 -

こんばんは、hayateです。

念願のプリアンプ、Jeff Rowland「Criterion」を導入しました。
これにより、アンプの完全なるセパレート化が実現しました。

Criterion_hayate_2 

現時点の構成は次の通りです。
・スピーカー  :AVALON DIAMOND
・プレイヤー  :TAD D600
・DAC     :GOLDMUND MIMESIS 21 EVO
・プリアンプ1 :Jeff Rowland Criterion
・プリアンプ2 :GOLDMUND MIMESIS 330 L
・パワーアンプ :darTZeel NHB-108 model one

2012_avalon_diamond_hayate
※Jeff Rowland Criterionは未だラックに
  乗せていないため、映っていませんorz

今回はその導入にあたって、意外だったこと、使い勝手、
簡単な音のインプレッションを書きたいと思います。

■格闘、アンバランス

導入後、試聴時のような感動にはめぐり会えませんでした。
いえ、自宅に到着して出だしすぐの音は素晴しかったです。
しかし、色々接続をしているうちに、変な音でしか
鳴らないことに気付きました。

解像度は高いのですが、中高域が色あせ、躍動感に乏しく、
ゴールドムンドのプリアウトの方が全然良いのです。

あのシベリウス交響曲第1番1楽章の色鮮やかな金管の美しさが
全くもってありません。

これらは、ネット上で見られる「Criterion」に対する
ネガティブな印象に似ています。

伸びない歌声、空間上で踊らない楽曲・・・

そこで、高域が特徴的とされるケーブルを導入してみましたが、
高域が強くなりすぎて、その上解像度はガタ落ち。

ためしに通電を数日中行いましたが、あまり効果は無し。

AC電源駆動、バッテリー駆動ともに同じような傾向で、
「機器選定を失敗したか・・・手放そうか」と幾日も
考え込みました。

しかし、意外なところで解決策が出ます。

ムンドのDACとCriterionを繋いでいるときは非常に良い音で
鳴るのです。それはアンバランス接続でした。

これまで試したきた方法は全てバランス接続でして、DAC接続に
ならってTAD D600~Criterion間をアンバランス接続にしたところ、
オオッとのけぞるようなサウンドが飛び出してきました。

機器との相性もあるのでしょうか、Criterionの説明書には
バランス接続推奨でしたが、我が家ではアンバランス接続が絶大な
効果を産みました。

ACモードに限って言えばスタティックという言葉では形容することが
できない、ムンドを凌ぐダイナミズム溢れる音で鳴り響きます。

色々試して良かった・・・そういえばお店でもCDPにバランス端子が
あるにも関わらず、アンバランス接続していたことを思い出しました。

Criterionは機器の相性が出やすいタイプなのかもしれません。

■利便性
使い勝手は大変良いです。私が求める利便性を兼ね備えていました。

リモコンで入力切替え、ミュート、音量調整、スタンバイ/復帰
バッテリー駆動/AC駆動の切替えなど、本体を触らずとも
ほとんどの操作が可能です。

肝心の音量の上げ下げは実にスムーズで、思い通りの音量にすぐに
調整できます。
今まで使用してきた機材の中でCriterionが一番スムーズに
音量の上げ下げが出来ると思います。
DENON、アキュフェーズ、LINN、ARCAM、ゴールドムンド。。。
リモコンで思い通りの音量に瞬時に調整できることは最高の
使い勝手の良さでしょう。

リモコンコードは噂通り、東芝TVのリモコンコードと被っていますが、
それはデフォルトの話で、Criterionはリモコンコードを変更できます。

リモコンのディップスイッチと本体のコード変更で簡単に変更でき、
我が家のREGZAとの干渉が無くなりました。

液晶のバックライトは常時オン、5秒間表示、15秒間表示(その消灯)が
選択でき、明るさも三段階で調整できます。

さて、懸念していたバッテリー駆動の短さですが、曲によってAC駆動の
方が良いこともあり、3時間でも十分だと気付きました。
躍動感を求めることもあり、しっとりとした曲以外は基本的に
AC駆動で使っています。

そしてもう一つの利便性は、バッテリー交換の容易さです。
前代のCoherenceのように代理店に送らずとも市販品で購入できる
ことを知ったことは購入意欲を大いに高めました。
ランニングコスト・手間を気にせず使用できるのはバッテリー駆動機器の
最大の利点です。

■レビュー -圧倒的な静寂感-

こんな表現がありえたんだ・・・バッテリー駆動を初めて聞いたとき、
衝撃が走りました。
前述した通り、Criterionのバッテリー駆動時は圧倒的にノイズが減少
します。それは、ボーカルに付帯するノイズが全て払拭され、
あたかも歌声だけが空間に吸い付くように伸びていきます。

試聴時には、まず坂本真綾のアルバム「少年アリス」の1曲目
「うちゅうひこうしのうた」を聞きました。
この曲は、オーディオシステムが向上するにつれ、透明度が増し、
かつ音数が増えて、どこまでも音量を上げたくなる衝動に駆られる
という少し不思議な楽曲です。
システムチェックのリファレンスCDの一つと言っても良いでしょう。

ソナスファベール、ストラディヴァリ・オマージュ使いで有名なお方が、
以前オーディオ雑誌でこのCDをリファレンスCDとして使っていると発言
されていました。当時私は「あまり音の良くないこのCDをなぜ・・・」
と疑問に思ったことを良く覚えています。
しかし、自身のシステムが向上するに連れて、心安らかに耳をゆだねる
ことができるようになりました。

そして、Criterionでその曲を聴いた際、次元を超えたような感覚を
味わいました。冒頭から空間が揺らぐような効果音、こんな音は今まで
認識できませんでした。そして、坂本真綾の歌声が空間に精密で丁寧に
丁寧にと展開され、その細部がフェティッシュと言えるまでものふわぁと
羽ばたいていきます。その描写があまりにもリアルで美しい為、
空間上に精密に描写したかのようにさえ感じます。

ピアノ、歌声、ギター、効果音どれもノイズが
下がったことによってノイズに埋もれていた音色が無から有へと
あらわになり、今まで知っていた曲とまるで異なるシンフォニーへと
変化していきました。

おそらく、このような音はライブでは聴く事はできません。
ライブはフロアノイズが高すぎます。これは静寂なる空間で、
ある一線を超えたシステムにのみ許されるある意味人口的な
芸術表現であると感じました。

家でもこの音色が奏でられたら・・・バッテリー駆動の1曲目で
すでにそう思い始めました。

このバッテリーの静寂感はdarTZeelプリアンプの時のそれよりも
静寂性が増します。希に見る静寂感です。

■重厚なる響きと妖艶さ

導入後、Criterionは音の響きが重厚であることに気付きました。
これは音が重いというのではなく、響きに重みがあり、かつ厚いという
意味です。導入してから音の重心がグッと下がりました。しかし、
それでいて、高域は鮮やかしくも聞き疲れの無い妖艶さを
兼ね備えています。

ムンドの時は透明と鮮やかさが全面に出ていましたが、それとは
対象的に一音一音力強く、かつふわぁと中高域が広がることが
Criterionの特徴です。
特にティンパニの変化が大きいです。面をアタックする時の打撃は
部屋の床が鳴るほどに沈み込む一方で、アタックの反動で揺れる面は
少し甲高い音色を出しながら空中へと浮遊していきます。
これを感じ取れるのは、Criterionの音数をよく拾うこと、
そして音を最後までよく伸ばす(しかも自然に!)ことが要因でしょう。

Photo
曲として一番変わったのは、ワーグナーの管弦楽です。
バーンスタインのワーグナー序曲&前奏曲集の1曲目
「楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲」
重くも鮮やかなティンパニィに支えられながら、管楽が
クレッシェンドで空中に華を咲かせます。

中高域も軽いだけではなく、実体感のある重さがあり、それでいて
浮遊感も兼ね備えた重さ。それらの集合帯がうねりとなり、
部屋中を駆け巡ります。TADの鮮烈なアタック感をCriterionが拾い、
それを少し妖艶に変えて、darTZeelで素直に増幅し、Avalonの
心地良い音で部屋を満たします。

沈み込む低音によって変化したのはティンパニだけでなく、
チェロやヴァイオリン等の弦が弓と擦れるときに生じる
陰影感が上手く表現されるようになりました。
今まで使っていたムンドが明るかったという事もあるでしょうが、
この陰影感は表現力向上という点においてかなり効果的でした。
その他シンバルの低音(圧縮された空気の風圧)やピアノの打鍵音、
それらが耳ではなく床に、身体にビシバシと響いてきます。

■響きの長さ
Criterion導入でシベリウス交響曲第1番の2楽章~4楽章まで
聞けるようになりました。

これまで1楽章はよく聞いていましたが、それ以降の楽曲は
単調で細切れという印象で、好みの問題かと感じていました。
しかし、Criterionで聞くと、主旋律の背後に鳴り響く
楽器に気付き、その残響から新たな音色が響き始め、
曲は一瞬たりとも止まっていないことに気付きました。
次から次へと立ち上がる音色に魅了され、次はどうなるのか、
リスナーをワクワクさせる指揮者・作曲家の意図に心酔していきます。

響きの長さが演奏の印象にこうも影響を与えるのかと
考えさせられました。

ところで、この響きの長さによって、Criterionにはキレというものは
少ないと感じます。そしてスピード感溢れる曲などには、Criterionは
向かないと思います。

その点から、ムンドは手元に残そうと考えています。

(ハイスピードと透明感もムンドの魅力で、それで聞く
ワーグナーやシベリウスもまた魅力的です。)

■総括
Criterionは高S/N、音数の多さ、響きの良さ、中高域のしなやかさ、
厚く分解能の高い低域が特徴です。
ムンドと比較すると音場も格段に広いです。
バッテリー駆動では超ハイS/Nと繊細さが付与されます。
逆にCriterionは透明感は少なく(ただし、曇ってはいません)、
スピード感や熱い音とは無縁です。

私の場合、クラシックやしっとりとしたボーカル物を聴く事が多く、
弱点が目立つような事はありません。

Criterionは重厚で鮮やかな音色を当たり前とするような音で奏でます。
その点では凄さを感じません。
しかし、体に音がズンズン響いてくる為、凄みを感じます。

そのような凄さも感じさせながら、神経質になることなく聞き疲れしない
音も特徴的で、音楽、TV音声など長時間のリスニングに耐えうる機器です。
私個人としては、今回の導入は大変満足しています。

バッテリー駆動やこの重厚感、Corusではなく、
Criterionにして良かったとそう思えます。

--------

最後にですが、20代でAVALON DIAMONDシステムを完成したいという
夢が実現できました。

おそらく今後も変化していくと思いますが、一段落した感じです。
手持ちのほとんどのディスクを満足に再生できるようになったことから、
これからは気兼ねなくディスク追求に行けるかと思います。

今後もオーディオショーなどのインプレ等続くとは思いますが、
今までご覧頂きありがとうございました。

そして今後ともよろしくお願いします。

hayate

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2012年9月13日 (木)

darTZeel NHB-108 model oneによる変化の現れ

こんばんは、hayateです。

今回は、darTZeel NHB-108で変化した点を付け加えたいと
思います。

darTZeel NHB-108を導入した一番の変化は、
前述したとおり、スピーカーが深々と鳴る余裕感と響きの分離です。

例えば、シベリウス1番1楽章において、金管の音色が力任せ
ではなく、優しい音色で他の響きと見事に分離したことです。
その後、響きが融和し、ダイナミズムへと変化します。

ゴールドムンドのプリメインを使っていたときは、その力任せの
部分に辟易していて、思わず音量を下げてしまいましたが、
darTZeel NHB-108にしてからは、その部分がなんとも美しい
ハーモニーを奏でるようになったため、音量を上げるまでに
変化しました。
(それどころか、それまでシベリウス1番は力任せでキツイ音という
認識でして、その良さがわからず、ほとんど聴きませんでした。)

このような音質の変化が顕著でしたが、もう1点、変化がありました。
ケーブルによる音の判別が比較的容易になったことです。

少々話がそれますが、私自身、ケーブルにほとんど投資をしておりません。
「ケーブルを変えるなら機器のグレードアップを」というスタンスで
ピュアオーディオ開始から一貫してオーディオをしております。

ただし、ケーブルの変化を否定しているわけではなく、一番効果的な機材は
何かを考えて投じた結果が現在につながっています。
(1000円/mのSPケーブルからカルダスのSPケーブルに変えたときは、
 もっと早く変えればとは思いましたが・・・)

横道はそれましたが、darTZeel NHB-108を入れてからデジタルケーブルの
音の違いがよくわかるようになりました。

接続場所は、iPodトラポ(ND-S1)~TAD D-600間のデジタルケーブルです。
ケーブルにはこだわっていないので、安物ですが、オーディオテクニカの
4,000円ほどのものと、ソニーの安いもの(2,000円くらい)を試しました。

前者のオーディオテクニカは、単純に音が突き刺さります。
空気感はありますが、音がそり立つような感じであまり長く聴いていられません。
後者のソニーのものは中域がしっかりしていて聴きやすい反面、空気感に乏しく、
オーディオ的な面白さはあまりありません。

今までiPodトラポは音がきついものと思っていましたが、ケーブルを
変えると音質がガラリとかわるので、この変化には驚きました。

ちなみに、比較対象の曲はIS<インフィニット・ストラトス>のED「SUPER∞STREAM」
です。iPodトラポでTAD D600のDACを使うより、TAD D600で直接CDを再生した
方が、空気感、中域の充実感、滑らかさが数段上です。
現時点では、保有している全てのCDにおいてTAD D600で直接再生したほうが
全ての点で上回っています。
(ただ、アニソンの場合、シングル1枚1枚を入れ替えるのは面倒ですね・・・
そのため、時々iPodトラポを使用しています。)

デジタルケーブルでここまで違いが出てくると、他のケーブル選別にも力を
入れたくなります。しかし、機器と違い試聴が難しく、何が最適か?という
観点で行うとケーブル沼にも陥りそうで、足踏みをしている状態です・・・

hayate

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2012年9月 1日 (土)

Jeff Rowland Criterion 試聴 概略レビュー

こんばんは、hayateです。
某所でCriterionを少し聴いてきました。候補の一つであるCorusを見据えて、
ほんの少し前まで君臨していたハイエンドプリアンプ「Criterion」
すなわち、 Jeff Rowlandの音(思想)を確認するためです。

AC電源モードのCriterionの音はCorusに近いという評判から、
まずはAC電源モードでの音を確認です。
左右のセパレーションが素晴しいです。一音一音がしっかり分離し、
かつしなやかな音で、試聴時のスピーカーは現在使用している
5分の1の価格帯でしたが、シンフォニーの鳴り方がとても広大でした。

このプリアンプ結構良いなぁ・・・。

今回の視聴では、バッテリー駆動とAC電源モードの違いを確かめる目的も
ありました。それは、ハイエンドクラスのとミドルクラスとの違いを知り、
今後の導入のヒントにしようと考えたからです。

AC電源モードで交響曲、ボーカル物、アニソンを一通り聴いてから、
バッテリー駆動に切替えながら確認。

端的に、バッテリー駆動に驚きました。

音の性質がまるで異なります。
交響曲では少しわかりにくいですが、ボーカル物が顕著です。音数の多い
アニソンでも分かります。

バッテリー駆動にすると、ボーカルの背後に広大なステージが、いや
無が現れ、それまでボーカルにまとわりついてた微弱なノイズが
全て払拭されます。(AC電源モードでノイジーとは感じませんが、
バッテリーモードになると音の純度が増していきます。)

スタティック・・・確かにそう表現できるかもしれません。
しかし、それは音楽性が無いのではなく、どこまでもノイズレスな歌い手に
魅了され、リスナーの時間感覚が麻痺してしまうような、
そんな不思議な現象からくるものだと感じました。

立体感には乏しいかもしれません。それはAC電源モードの方が優れています。
しかし、バッテリー駆動は立体感等というものは忘れて、ノイズレスで
極限まで"描写"される音楽に"見とれる"がゆえ、聴感上としては静的に
なってしまうのではと考えました。
音楽を聴いているのに、超高精細画を見てるような、視覚情報が多くなっている
ことに気付きました。

これがハイエンドプリアンプの実力・・・

送り出しはエソテリックの中堅モデルにも関わらず、TAD-D600では
認識できない音がそこでは出ていて、Criterionはソースの音を忠実に
拾いあげる事がわかりました。
(AC電源でもよく拾う為、Corusでも期待できそうです。)

水樹奈々さんのベスト(初版)を持っていって各曲イントロ~歌い出しを
鳴らしましたが、ここまで心地良い出だしは初めてです。
今までインターナショナルオーディオショーでJeff Rowlandを幾度も
聴いてましたが、改めて聴くとかなり好みにあっていることに気付きました。

あと、今更知りましたが、Criterionのバッテリーって汎用の単一型
バッテリーなんですね。バッテリー交換の度に商社に送って交換と
思っていましたが、自分で交換も可能なようで。(しかもかなり安価!)
こうなるとメンテナンス性も良いですね。

ムンドのプリ(Mimesis 27.5等)も綺麗な透明感で魅力的ですが、
Jeff Rowlandの心地良さも代え難いなぁと思った日でした。

hayate

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