エッセイ

2014年11月 7日 (金)

アニソン再生の指標

こんばんは。お久しぶりです、hayateです。

現代アニソンをいかに上手く再生するかという命題に対し、
一つの指標を持っています。

それはフルオーケストラを鳴らすシステムと同じ基準でシステムを
組んでいくことです。

アニソンの上手い鳴らし方には2つの通りがあると考えていまして、
1つ目は音数を絞って鳴らす鳴らし方(安価なヘッドホンや安価なSPを使用する等)、
2つ目は収録されている音を全てさらけ出すようなシステムで鳴らす方法です。

1つ目はアニソンをデフォルメにして、特徴的な音だけを聞くというものです。

それに対し2つ目ですが・・・
現代アニソンはとにかく音数が多い。そしてそれががんじがらめになって
うまく展開されずもやもやっとした出音になっています。
この音数の多さをうまくさばければ空間に音が豊かに広がっていきます。

フルオーケストラを鳴らすシステムは高価になりがちと思う人も多いでしょうが、
先日ご紹介したタンノイのMercury V4iでもそれらしく再生は可能です。

我が家のAVALONシステムはフルオーケストラを目指して組んだこともありますが、
どんなアニソンもそこそこにうまく鳴ってくれます。少なくとも聞いていて不快になる
ことはありません。

一方ガルネリシステムでは人の声は魅力的な声を出しますが、エフェクト音に
かき消されたりとアニソンそのものを上手く再生するには少々難有りです。
(坂本真綾等の楽器が少ない曲は絶妙なのですが。。。)

何を基準にして聞くかは人によって当然千差万別あると思うのですが、
アニソンはフルオーケストラを鳴らすように細かな音を拾い、拡散するような
SPを用いると上手く鳴ると考えています。

hayate

2014年9月20日 (土)

アナログレコードの音

こんばんは、hayateです。
頬を通り抜ける風がひんやりとし、
一曲一曲をゆったり聴ける季節になってきましたね。

最近アナログレコードを聴いていて気付いたのですが、
アナログレコードはデジタルレコード(CD、SACD)と音の出方が
まるで違うことに気付きました。

アナログレコードには、吹く、弾く、叩くがきっちりと収録
されていて、それを空間に再現してくれるのです。

フルオーケストラの楽器が多い曲でもヴァイオリン群の一つ一つが擦れて音を
出していること、トランペットの吹く音、ティンパニが丸いバチで叩かれていること、
それらが手に取るようにわかるのです。

デジタルレコードも楽器の音はするのですが、本当に弾いて擦れていたり
吹く息の音までは再生されません。(意図的にそう録音しているデジタルレコードも
ありますが)
しかし、アナログレコードにはそれがあるのです。
一度このアナログレコードの音を聴いてしまうとその音の虜になってしまいます。

これはいま流行のハイレゾがいくらサンプリング周波数を上げても不可能に近い
ことだと思います。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番ではピアノが叩かれて音を出していることに
今更ながらハッとさせられました。

Socl92_tchaikovsky
 愛聴盤の一枚 ネルソン・フレーア(ピアノ)、ケンペ(指揮)

アナログレコードは歴史がある分、奥が相当深いオーディオですが、最初の
入り口だけでもその淵を深さをのぞかせてくれました。

入手困難なソースが多く管理も大変そうですが、少しずつ収集して行ければと思います。

あ、最後に。あのスタティックと一部から酷評(?)を受けたJeff RowlandのCriterionですが、
デジタルではなくアナログレコードを聴くと躍動感に優れた豊かな音を奏でてくれました。
あの音はもう一度聴いてみたいですね。

hayate

2014年9月 6日 (土)

オーディオによる感動とは

こんにちは、hayateです。

オーディオを長年やっていると全身にビクンッとくるような
感動に包まれることがあります。

その条件とは一体何なんでしょう?

最初に感動したのはB&W705で鬼束ちひろを聞いたとき。
どこまでも伸びる歌声に胸のときめきを抑えられずにいませんでした。

今思うと高域に強い癖のあるスピーカーというだけだったのですが、
素直に感動しました。

それから色々聞いてきて、オーディオには感動できる音、感心する音、
何も記憶に残らない音があることがわかってきました。

感動できる音というのは、どこか桁外れな一面を持ち合わせているのです。
狂気を孕んでいると言っても良いでしょう。
その狂気とリスナーの嗜好が合わさったとき感動を生むのです。

桁外れなS/Nだったり、緻密で正確な定位点や濃厚な歌声だったり、
何か一つ飛び抜けたものがあるものではと感じています。
そしてそれらの音というのはソースを選ぶ傾向(そのソースに特化したもの)が
あると感じています。

逆に感心する音というのは、何をかけてもそつなく鳴らしてくれる機器だと
思います。特に秀でている部分は無いけど何となく美しい、何となく楽しい
オーディオ。少しひどい言い方をするとBGM的な音を出すオーディオ。

--

オーディオに何を求めるのか(どんな音を求めるのか、そして感動する音を求めるのか
感心する音を求めるのか)は人それぞれですが、ハイエンドオーディオの世界では
やはり感動を求めて人が突き動かされている気がします。

現代のオーディオではその感動を求めて、飛び抜けた音を次々に投入しています。
CH Precision、MAGICO、ノードスト等のハイエンドケーブルetc・・・

癖が強くなるにつれて、リスナーの「感動に対する」体力も必要となり、
時には飽きさえ来ます。
そんな疲れた時にそつなく鳴らすオーディオに感心して、それに移り替えをし、
そしてまた感動を求めるようになり・・・。

スパイラルですね、オーディオは。
しかし、狂気に孕んだ音による感動は全能感さえ与えてくれます。

オーディオによる感動の一条件とは、それら一連の流れを含んだ「狂気」ではないでしょうか。

hayate

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